00016 人間と動物の関係
 

人間と動物の関係は世界史を貫く問題だ。

E.シャリーンの問題意識を要約すれば、次のようになる。動物は、いたるところにごく当たり前に存在する。そんな動物が、人間生活に深く関与していることなど、日頃ことさら気にとめることはないかもしれない。しかし人間は、過去2万年にわたって多くの動物と深く関わってきた。最初捕食者だった人間は、やがて狩りによって得た動物の世話をして保護する牧夫となったのち、作物を収穫するようになった。移動手段、衣類、食料など、もし動物による人類への貢献がなかったなら、私たち人類の歴史と生活はどうなっていただろうか。



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