第3カーブ・マーケティングでは、立場の異なるアクターによる“関係の網の目”のなかから、より望ましい課題解決と価値創造を試みる。そのさい、(たとえ日本語同士であれ)メッセージの「翻訳」がとりわけ重要である。他の当事者に理解ないし納得してもらえるよう、別の言葉(in other words)をみつけなくてはならない。使用される言葉のなかにテクニカル・ターム(専門用語)が含まれていれば、なおさらであろう。学問と学問の間には、まだまだたくさんの隙間がある。それらを相互につなぎ、複合的な課題をより有効に解決するためには、様々な次元と局面での「翻訳」が欠かせないのである。
関連情報:
◉ 過度な専門分化の弊害 (ARCHIPELAGOs 00071)
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