00040 ことばとは環境である
 

中村雄二郎は、言葉の持つ性質について、次のように簡潔に要約している。

「言葉は個々の道具として以上に、その組み合わせによってシステムを形づくり、われわれは産まれながらにしてそのシステムの中にあり、そのなかで生きている。その意味で言葉は、道具としての性格とともに〈環境〉としての性格ももっている」と。

つまり言葉は、人間が創り出した道具にしてシステムであり〈環境〉なのである。だから、われわれを取り巻く〈環境〉をつくり変えるということは、普段慣れ親しんで使っている〈言葉〉をつくり変えることにほかならない。

しかしながら、ソーシャル・メディアが世界を変えると言った喧伝が目立つばかりで、こうした言葉の次元におけるイノヴェーション(言語イノヴェーション)は等閑視されることが多いのである。



関連情報:
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