経済や社会のネットワークが大きくなればなるほど、小さな主体の力がますます強くなる。これを「グローバル・パラドクス」( J. Naisbitt )といいます。ですから、地球大に関係の網の目が広がる今日、地域コミュニティのなかの価値創造活動が、海を越えて着目されることにもなります。地域か海外か、ではありません。両者はともにつながっていること、また、グローバル時代は、もっぱら巨大な多国籍企業だけが跳躍する時代というのは、一面的な見方にすぎないことを、グローバル・パラドクスの考え方は示しています。
関連情報:
◉ 「小さな場所」の革新的取組 (ARCHIPELAGOs 00053)
◉ 物語と人間の相互関係 (ARCHIPELAGOs 00056)
◉ 地域の自律的経済圏 (ARCHIPELAGOs 00024)
◉ 物語と場所の関係 (ARCHIPELAGOs 00017)
◉ 土発的アプローチ (ARCHIPELAGOs 00030)
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