00095 評価尺度の多様化へ
 

かねてよりワインの世界で問いなおされていることのひとつに、「ワインの点数化」があります。もともと買い手の便宜を図るためという意図があったのは解りますし、ひとつの表現方法としていいとしても、世界中のワインを、すべて同じ尺度で測ろうとすることへの批判があるのです。つまり、多様な世界は多様な尺度で評価するものだ、という気運があらためて高まっているのです。これは評価尺度の多様化を意味しています。単一尺度による序列化・点数化よりも、かえって対象となる世界の豊かさ、奥行き、そして価値がみえてくるという立場です。


関連情報:
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