00097 利益の社会制度化
 

企業が、顧客ないしユーザーとの直接的な交流がなくなり、顧客が「顔の見えない不特定多数」になると、製品についての満足・不満足や評価を直接きくことができなくなります。そこで自分の仕事の有効性、適合性を確かめるために、他に基準が必要になります。それが「利益」という造り手サイドの新しい自己満足のものさしになりました。顧客との対話や関わりを忘れ、もっぱら会計資産の観点を中心に企業価値を推計する、利益の社会制度化が起こりました。


関連情報:
       ◉ モノいわぬ顧客たちの変貌 (ARCHIPELAGOs 00066)
       ◉ ⇔ 互酬性 (ARCHIPELAGOs 00079)
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