00105 Balzacの人間観
 

バルザック(Balzac, 1799-1850)にはいろいろな人間が登場します。おもしろいのは、変革の理想に燃えた潔癖な人間が、土壇場になると、案外だらしなくなったりするかと思うと、そうではない、いってみればちゃらんぽらんな人間が、べつに崇高なことをしようと思っているわけではないのに、ついはずみでとか、性格的欠陥から意外にも立派で崇高なことをやってしまうことがある、そんなことを描きだすからです。かれはたえず人間を一筋縄なものではなく、複雑なシステム(複雑系)として見ていました。これは、第3カーブ・マーケティングが重視する見方とも重なっています。


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