00114 新しいことばの創造作用
 

  『言葉と建築』という一冊があります。建築は、その発想から図面引きに至るまで、その創造のプロセスにおいて言葉と関わらざるをえない。そうしたことを解き明かしたものです。

 これはビジネス界でも同様です。ビジネスを進めるうえで、言葉を用いない日はないはずです。それは理念策定のようなふかい事柄から、日頃の打合わせまで、言葉と関わらざるをえません。そしてそれが次の選択と方向を決めています。

 建築界には「話してないで建てなさい」(ミース・ファン・デル・ローエ、写真左)という、まるでビジネス界でもよく聞かれるような言い方がありますが、本書はそれに反して「建築は言葉によって導かれてきた」といいます。

 ビジネスでも、多様性(diversity)や持続可能性(sustainability)という言葉が出現することで、30年前には小さなさざ波だったものが、いまでは大きな潮流になっています。建築であれ、ビジネスであれ、新たな変化や創造のプロセスには「新しい言葉」が作用しているものです。


関連情報:
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