IBMの初代社長トマス・ワトスン・シニア(Thomas Watson Sr, 1874-1956)。彼はコンピュータが普及する前にこの世を去ります。しかし彼は、亡くなる40年ほど前に、「データ処理」なるものについて語っていました。当時ほとんどの人びとが理解できなかったことです。彼が経営者として発揮したのは「新しい認識」でした。それによって、誰も注意を払わず、したがって誰も知らず、誰も活用しようとしないものをビジネスの次なる領域としました。IBMの出現と後の躍進は、新しい認識と起業家の行動力が組み合わされると、その後の経済、社会、文化に影響がもたらされる可能性を示してくれます。
関連情報:
◉ K.ローレンツの生命観 (ARCHIPELAGOs 00043)
◉ 先駆者たちの登場 (ARCHIPELAGOs 00033)
◉ 文化ブランド (ARCHIPELAGOs 00003)
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