00126 連動する知
 

 エボラ治療薬の開発でカナダは先端を走る。そのカナダに、「NML」という研究所がある。国立微生物学研究所だ。この機関が、アメリカの製薬会社と共同で「ZMapp」を開発した。ZMappは未承認薬ながら、拡大し続けるエボラ出血熱の有力治療薬として期待を集める。

 同研究所のG. コビンジャーはいう。「(製薬会社間で)競争せずに、共闘すれば、成し遂げられることはずっと大きい」と。彼が、その言葉通り、アメリカの製薬会社と連携して、ZMapp開発に道筋をつけた。

 ビジネス界の大きなテーマに、同業者間の不毛な同質化競争、価格競争をあらためる、“脱競争”による価値創造がある。もう一つは、多様な知を持ち寄り、組み合わせ、より有効な結果を生みだす連動的知性だ。両者の交点に立ち、関係の網の目をつくるタイプが、セクターを超えた革新の担い手となる。


関連情報:
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