00010 クラウド・ファンディング
 

クラウド・ファンディングがおもしろいのは、従来の意味での投資とは言いがたいような、きわめて少額の金額でみんなが参加していることです。少額にもかかわらず、経済的に関与したことで当該ブランドやプロジェクトに対する思い入れというのが特別なものに変わるんですね。 大学に対して巨額の資金を提供する事業家の中には、概して自分の名前をふせたりする方もいます。しかし、クラウド・ファンディングの場合、参加しているんだという実感を持つためにも、選べますが、自分の名前を出してみなさん参加している。昔も神社などへ寄進をしたら名前が掘られたり張り出されたりしたもので、寄附者の可視化というものがありました。いまやそれが完全にWeb上で展開され、Webだからこそ地域の壁を超えて、コンセプトに共感できる人がめいめいに小額の寄附をした結果、かなりの寄附が集まりはじめるようになりました。



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