三鷹市などの事例はありますが、依然、自治体で「経営」や「マーケティング」というと、アレルギー反応を示される傾向がみられます。しかし三鷹市長のコメントに耳を傾けると、マーケティングの発想を取り入れることが、いかに行財政改革に結びつくか、を実感しているといいます。市民のみなさんが「住んでいてよかった」と、まちに誇りや愛着をもてることが大切ですが、そうした一人ひとりの満足や「経験(customer experience)」を豊かなものにするために、マーケティングの発想と方法はもっと活用されていいものです。マーケティングの発想を取り入れてみると、ここでいう「市民」というのが、もう少し幅が広くて、在勤者や在学者、さらに在活動者(駅前や街頭で歌うアーティストの卵なども含まれるでしょう)までを含んで政策立案しようということになってきます。
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